東京湾臨海地域における創造・環境帯の形成

−21世紀にむけた東京湾臨海地域の新たな連携を求めて−

東京圏スーパーベイエリア研究会報告         









平成8年9月



国土庁大都市圏整備局



(財)日本開発構想研究所








目  次


はじめに

東京圏スーパーベイエリア研究会 委員名簿


T.首都圏整備から見た東京湾臨海地域の位置づけ

U.東京湾臨海地域整備の再検討にあたっての3つの視点

U−1 東京湾臨海地域に立地している生産機能の動向とあり方

U−2 東京湾臨海地域の環境整備のあり方

U−3 東京湾臨海地域の防災対策のあり方

V.東京湾臨海地域のグランドデザインを求めて

V−1 創造・環境帯の形成

V−2 創造・環境帯をつくるための7つの戦略

W.実現にむけての取り組み

参考 東京湾臨海地域のプロジェクト


            は じ め に

 国土庁は平成5年6月に「東京湾地域の総合的な利用と保全に関する懇談会(井上孝座長)」 において「東京湾−人と水のふれあいをめざして」をとりまとめ公表したところである。  ところで、臨海地域の土地利用については、その後の経済社会状況の変化により @ 臨海工業地帯での製造業の空洞化がさらに切迫してきている事 A 阪神・淡路大震災の経験を踏まえ、防災の観点からの計画の見直しや沿岸地域の活用が  必要となっている事 B 東京臨海副都心開発等の拠点開発プロジェクトの見直しや工場跡地の利活用にあたり東  京湾地域内相互の連携がさらに重要となってきており個々の公共団体にとって指針となる  グランドデザインが不可欠となってきている事 など再検討の必要性も生じている。 このため、平成5年6月の懇談会報告を基調としつつ、上記の観点から、国土庁大都市圏 整備局の委託により、(財)日本開発構想研究所が設置した東京圏スーパーベイエリア研究 会(座長:伊藤滋慶應義塾大学教授)に、21世紀に向けた東京湾臨海地域のグランドデザイ ンの方向性について検討をお願いし、関係各位の熱心なご議論の中からグランドデザインの たたき台として、まとめていただいたものである。 目次へ

    東京圏スーパーベイエリア研究会 委員名簿

座 長   伊藤 滋 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授 副座長   今野修平 大阪産業大学経済学部教授       石川久雄 富山国際大学人文学部教授       大西 隆 東京大学工学部教授       清原慶子 ルーテル学院大学文学部教授       黒川 洸 東京工業大学大学院総合理工学研究科教授       武内和彦 東京大学アジア生物資源環境研究センター教授       林孝二郎 国土庁大都市圏整備局整備課長       大内久夫 国土庁大都市圏整備局計画官       鳴海繁実 国土庁大都市圏整備局企画官                      (平成8年3月現在)

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