山梨の水と緑を考える大学・地域・産業連携国際シンポジウムについて



経緯

 平成20年の暮ころから、山梨県ゆかりの東京在住メンバーが集まり、日本と山梨の明日を考える話合いが活発化しました。少子高齢化の進行の影響が地方でも看過できなくなっていたところに、世界大不況の影が大きくのし掛かってきていることに、危機感を募らせました。考えて見ると、山梨県は、日本でも有数の森林や水源・河川の環境に恵まれ、それを活用した産業も集積していますが、現下の社会経済の中でうっかりしていると、取り返しがつかなくなる恐れも懸念されました。

 そのような経緯で、山梨が、これからも元気でありつづけるための中長期戦略や将来ビジョンを広く共有することの必要性を、強く感じたところです。将来の地域のために、何が最も大切かについても議論しましたが、豊かな環境資源と人であろうという共通認識から、山梨の素晴らしさを再発見するための「シンポジウム」構想が浮かび上がり、大学と行政に相談をしたところ、強いご支持を頂き、5月の実行委員会立ち上げに至りました。

 山梨県立大学は、伊藤洋学長以下の全面的なご協力を、山梨大学は、砂田憲吾教授以下グローバルCOEプログラムが国際的研究の一環としての協力を、それぞれ約し、シンポジウム開催の中核の役割を果たしています。


趣旨

 本シンポジウムは、「水と緑」を主たるテーマとして、明日の山梨を、幅広い県民・市民の参加で行うという基本姿勢で企画立案されておりますが、内容としては、問題提起や分科会テーマにもあるように、@緑の空間と保全(環境の有限性、人を育む緑)、A水循環と生活、B地域資源と地域戦略(水と緑を活かす地域戦略・有機農法など)となっており、一般市民の方々や学生にも参加しやすい構成にしています。

 シンポジウムは、9月12日午後の前半に、基調講演・問題提起を含む全体会議を実施し、後半は、3つの分科会に分かれて、領域別のセッションで、報告や議論や意見交換を行うこととしております。(17時半頃に終了予定)


その他

 会場のロビーで、協賛企業や地域で活動中のNPO組織などのパネル展示を行う予定です。



   平成21年6月

水と緑を考える大学・地域・産業連携国際シンポジウム実行委員会

 事 務 局 




シンポジウムHOMEへ  財団法人日本開発構想研究所へ